神戸牛は、神戸に外国人がもたらした洋食文化とともに発展し、根付いていきました。洋食文化が花開くとともに、神戸牛は世界へとその名を轟かせていきます。そして、世界中から求められるようになった神戸牛はとても希少なもの。高値で取引されるのには理由があります。その理由を飼育や加工という観点から紐解いていきましょう。
こちらでは、神戸の象徴である神戸牛についてご紹介します。三宮で神戸牛を食べる前に、ぜひご覧ください。神戸牛専門店の神戸ステーキレストランモーリヤでは、A4、A5ランクの最上級お肉をご提供しています。
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西洋の料理が独自の発展を遂げ根付いたとも言える洋食。特に神戸は他の港町とは異なり、居留地だけでなく、市中にも外国人が住むようになった場所です。独自の環境で外国人と日本人が交流を深めていったことから、洋食文化が花開いた土地でもあると言えます。
一方で、農作業用に育てられていた但馬牛を外国人が食べて称賛したことからはじまる神戸牛は、洋食には欠かせない存在でした。イギリス人が牛肉店をはじめた頃、外国人たちは苦労しながら牛肉を加工していたと伝わっています。
日本で洋食とともに肉食が本格的になったのは、明治初期以降です。当時初代兵庫県知事でもあった伊藤博文は無類の肉好きで、牛肉を好んで食べていたと伝わっています。文明開化とともに西洋の珍しい食文化が伝わり、日本人の食生活も大きく変わっていきました。
そして、洋食文化の広まりとともに、神戸牛は世界中にその名を轟かせることとなります。港町の歴史とともに育まれた洋食文化と神戸牛は、神戸の象徴的な存在であると言えるでしょう。
神戸牛は高価な牛肉としても知られていますが、それはどうしてなのでしょうか。
そもそも神戸牛のもとになる、但馬牛の飼育数自体が少なく、平成25年度では7,160頭のみ。そのうち4,679頭が神戸牛に認定されています。これは、全体の流通量の0.16%という、ごく少数でしかありません。
これだけでも神戸牛は希少価値があることがわかりますが、枝肉になって1頭数百万円で取引された後、そのすべてが市場に流通するわけではないのです。例えば枝肉が400キロあったとしても、骨や筋、脂などを取り除くと、可食部は半分の200キロ程度に減ってしまいます。
フィレやロース、サーロインなど、それぞれの部位にカットされたものは、単純に計算しても1キロ1万円以上のものとなります。もちろん、部位によって肉質は変わるため、A4・A5の最上級神戸牛には、それ相応の値段が付けられます。
神戸牛は高いと思うかもしれませんが、飼育から考えると、その希少性がよくわかります。希少なものだからこそ、丁寧に料理をしてくれる専門店で味わいたいものです。三宮には、モーリヤがあります。厳しい目で仕入れた最高級のお肉のみを使用した自慢の料理を、「気配り、心配り、思いやり」のサービスと共にご提供いたします。三宮を中心に数多くの店舗を構えておりますので、お気軽にご来店ください。
神戸牛は洋食文化とともに根付いた神戸の象徴ともいえる農産品であり、その希少性ゆえに、高価なことがおわかりいただけたのではないかと思います。三宮を中心に店舗を構えるモーリヤでは、手間ひまかけて飼育・加工されたその一部を丁寧に扱い調理することで、さらに極上のひと皿へと進化させ、お客様に楽しんでいただけるよう日々努力を重ねてまいります。
お肉はA4、A5を扱い霜降りの具合、脂の質と味、肉のきめの細かさ、熟成度など、仕入れ時に目にかなった物のみを仕入れます。最上級のお肉には自信がありますので、神戸牛の専門店でステーキを味わいたい、三宮でステーキレストランを探しているという方はお気軽にご来店ください。